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 >>ロワールワインと歴史

ロワール地方は、フランス西部に位置し、大西洋に面する地域圏、端はブルゴーニュに迫るほど、横広な土地。中世の城塞、ルネッサンスの城館と邸宅、のどかなお屋敷、威風堂々たる大聖堂など、300を越える建造物は、1415年10月、アザンクールの戦いにより当時のフランス王シャルル7世は英国軍よりパリを追われ、既に堅固な要塞が建造されていたロワールのほとり、ロレーヌ地方に身の安全を求めことに始まります。はじめはパリを追われた貴族がやむなく滞在したロワール流域でしたが、肥沃な大地があり、そこを大河ロワールが走り、地中海方面、ブルゴーニュ地方、リヨン一帯、広大なフランス西部の各地域とを結ぶ主要な伝達経路でもあり、この後、大きく発展し、やがて「フランスの庭園」と称されるまでになります。ルイ14世のヴェルサイユ宮殿がフランスの中心になるまで、約三世紀に亘って栄華を極めたロワール渓谷は、宮廷料理と共にミュスカデをはじめとする、素晴らしいワインを沢山算出しました。爽やかな酸味とほの甘い果実味とがバランスよく入り混じった、ロワールのミュスカデワインが広く庶民に飲まれるようになるまでには、もう3世紀掛かることになります。
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